こんばんは!
三菱系上場企業の100%子会社に勤務しているいのりょです(/・ω・)/
さて、さて私も毎日定時退社しながらも、3年間100%子会社に勤務しましたので、年次ごとの感想を「子会社ならでは」の視点で綴っていきます!
Contents
入社年次ごとの親会社社員への心境変化
【入社1年目】打ち砕かれたプライド。
入社一年目には、24年の人生で肥大化した自尊心がぽっきり折られた一年間でした。
プライドが折れた理由は、主に2つです。
- 仕事が思ったより全然出来ない自分
- 忘年会で、親会社に媚びる先輩を見た時(実は、タダのじゃれ合い)
一つ目の「仕事が思ったより出来ない」は、子会社というより社会人1年目の宿命ですね。エクセルの関数は使えて当たり前、分かりやすい表で簡潔に伝える等の、先輩社員の細部での仕事のレベルの高さに「早稲田大学出ても、俺何にもできないやんけ。。。。。」と落ち込みました。
しかし、一番プライドが傷ついたのが「尊敬する先輩や上司が、忘年会で親会社の社員に媚びを売っていた時」です。
忘年会で先輩が「お仕事下さいよ~」と、親会社の社員達に媚びるように言っているのを見て情けなく感じました。
今では、距離が近いからこその冗談で、お互いに本気ではないということが分かります。しかし、入社一年目で余裕がない私には、「尊敬する先輩でも、親会社にヘコヘコしなければいけないなんて。。。」とひどく気落ちした記憶があります。
今では、親会社の方々と沢山仕事をして、彼らを尊敬しているので何とも思いませんが、当時のプライドばかり高い私にはショックでした。仕入先に気に入ってもらうことは、営業マンの基本であり「親会社と子会社」という関係で見ると余計な感情が芽生えるのですね。。。親会社は重要顧客の一つだと考えると、嫉妬や落胆も生まれません。
【入社2年目】年商1億円の得意先の交渉を一人担当!
大手子会社の強い所は「親会社のバックグラウンドや製品が強い」、「資金力に余裕がある事」です。若手社員が多少やらかしても、上同士でもみ消すことが出来る人脈を構築していますし、たとえ商売を失っても会社が傾くわけではないので若手社員にどんどん大きな案件を担当させます。
私の後輩も、入社二年目から一人で中国出張に出ていますし、チャレンジを奨励する文化があります。ミスしても上がカバーしてくれる安心感がありますし、大きなミスをしても会社が傾かないというのは、営業マンとして安心して仕事ができます。
営業として一人で行動するようになると、親会社の担当者と直接仕事の話をする機会が増えてきます。親会社社員と一緒に問題解決に当たったり、お互いのミスをカバーしたりと(カバーされることの方が多い)ビジネスパートナーとして仕事をする関係になります。
毎日のように連絡を取るので、自然と尊敬の念を抱けるようになります。
【入社3年目】経費で飲みに行ったりと、付き合う機会が増える
3年目にもなると、二年目以上に仕事が出来るようになり、親会社の社員からも信頼されるようになります。
お客さん先に二人で行って、そのまま飲みに行くこともありますので、仕事やプライベートな話をしながら、単なるビジネスパートナー以上になることもできます。(変な意味ではありません)
子会社は親会社に比べて経費の管理が緩いところが多いので、親会社と少人数で飲むときは子会社が基本的に経費で落とします。(子会社搾取ではなく、交際費に対する社内決済が子会社の方が通りやすいため)
この段階までくれば、親会社には親会社の苦労がある(子会社よりも圧倒的に仕事が多い)事も分かり、何とか助けになりたいと思えるようになります。
中小企業から、大手子会社に転職して感じたメリット
給料と昇給率が良い!
中小企業から大手子会社に転職して感じたのが「生涯年収が全く違う」という点です。
月給額面だけなら、転職前の中小企業の方が多かったですが、ボーナスや住宅手当を加味すれば大手子会社の方が圧倒的に待遇が良いです。
また、大手子会社は親会社の昇給に準拠するので「昇給率が2.5%」以上あるのが、大きな違いだと感じています。中小企業では毎年の昇給が1,000円もなかったり、5年目社員が一年目社員と年収が50万円も変わらないということが起こり得ます。
毎年昇給していくので、プライドを持って仕事することができますし、30代40代になっても必要な額の給料が振り込まれると分かっているので、人生プランが立てやすいのが良い点だと思います(*´ω`*)
紳士的で理知的な人が多い!
大手企業子会社は、既得権益で自動的に売上が伸びていくので、オラオラした人よりも理知的で紳士的な人が多い傾向になります。温厚な方が多いので、ハラスメントに対しては会社自体が非常に厳しいですし、先輩の嫌ないびりや上司の理不尽な怒号はありません。
私は、ブラック企業から今の会社に転職しましたが、「優しく分かるまで教えてくれる」「上司がきちんと育てようとしてくれている」事に感動しました。
温和な方が多いのは、ビジネスモデルが強いことと「採用活動を信頼できる転職エージェントと、時間をかけて行っているから」です。人柄が温厚で理知的で、協調性があるかを4回面接して選ぶので変な人が入社してこないのが特徴です。大手企業子会社はチームで協力して仕事を行うので「スキルがあればいいだろ」という考え方の人は入社できません。
交際費・研修費が沢山ある!英会話に通わせてもらえる!
三年目は、仕事も基本的に一人で回すことが多くなり、それなりに楽しく過ごすことが出来ます。
もう、3年目ともなると、ど新人ではないため先輩達も悪い遊び方を教えてくれます。その代表が「日付なしの領収書」です。経費への目線が厳しくなった今では、少なくなったようですがベテラン営業マンなら誰しもが一回は通った道でしょう。
私の所属する古い慣習の残る業界では、日付なしの領収書をため込んでいるサラリーマンも多いですね(笑) 早く清算したいものです。。。。 大手子会社は、親会社ほど社内ルールや経費に対して厳しくない会社が多いのです!
また、研修費や書籍費も潤沢に用意されているため、「英会話」や「資格取得費用」を会社が負担してくれます。仕事に役立つ資格なら、会社が全額負担してくれるので、会社のお金でキャリアアップを図ることが可能です。
『【体験談】大手子会社に転職して3年を振り返る。』でした(^^♪
