こんばんは。そして、こんにちは。
上場企業子会社の専門商社に勤めている徒然なる商社マンです。

早速だが、転職を考えている人がお世話になるのが転職エージェントであるが、今日は「転職エージェントに会う前の3つの心得」について、書いて言いたいと思う。
転職エージェントはあなたの転職を成功に導くために必要な存在であり、彼らをうまく利用すればするほど転職は有利になる。しかし、味方であると同時に、彼らはあなたを企業に売るビジネスをしていることを絶対に忘れてはならない。
Contents
転職エージェントに会う前に心がけるべき3つのこと。
心得1、転職エージェントは、ボランティアではない。あなたは100万円で取引される。
あなたの目指す利益は、条件が良い会社を紹介してもらい、転職することである。
一方、転職エージェントの目指す利益は、紹介した会社に転職してもらい企業から報酬を受け取ることである。言い換えれば、仕入れた商品(あなた)を買い手(企業)に買ってもらうことがビジネスなのである。
なので、あなたは商品としてしっかり自分の長所や経歴をまずは、エージェントに伝えなければならない。履歴書と職務経歴書を見ればわかるでしょという態度や、私なんか特に特徴ないですといった態度はNGである。エージェントにとっては、あなたも重要なクライアントであるが、募集採用をかけている企業も重要な顧客なのである。
あなたが入りたい優良企業ほど、彼らにとっては重要なクライアントである。
企業から見たエージェントのへ信頼とは、質のいい労働者を選別し企業に紹介するのことである。
自身を売り込めない、売り込む気のない求職者にそんないい条件の会社は提示しない。
あなたは、一回しか利用しないかもしれないが、エージェントにとっては紹介する企業はこれからも付き合っていく相手なのである。
余談だが、何社も内定を得ていくうちに以前紹介されなかった優良企業を紹介されることもある。エージェントだって、いい商品をいい顧客に売りたいと考えているのである。そして企業はエージェント経由で採用した場合、給料の3カ月分ほど(約100万円)の報酬を払うのである。
心得2、譲れない条件は強く伝える。

どのような仕事に就きたい。どれくらいの給与ならいいというのは、転職活動をして様々な企業を見ていくうちに固まる部分もある。
しかし、一方で絶対に嫌な条件、死んでも嫌な仕事というのは簡単に見えてくる。
ここを強く意識して転職しよう。
「残業月40時間以上、平均年収以下、年間休日100日、飛び込み営業、オーナー企業、自己資本比率5%、3年以内離職率30%」
ちなみにこれは私が絶対に嫌な条件の一部を書き連ねたものである。
大体の企業はこのどれかの一つは入っているのだが、そんなものは最初は突っぱねよう。嫌なところがあると勤めた後に絶対ににその部分が嫌になるし、そんなところの企業研究をするなら本当に条件にマッチした企業研究に時間を当てよう。
そして、嫌な条件を含まない企業がすべて駄目だった場合、妥協できるところから少しづつハードルを下げていこう。
エージェントにとっても、はっきり言う求職者の方が楽である。なあなあでこんな感じで~なんて言われても選別に困ってしまうし、適当な条件をなんとなく言う転職者なんて本気度が感じられないので、そちらのほうが不安になる。
3、スキルじゃない。人柄だ。

一定以上のポジションを任される場合はスキル、マネジメント経験が必要になるが、第二新卒までの転職に必要なのは愛想のよさと元気、そして少しの学歴である。
英語や簿記はあれば素晴らしいが、なくても良い。英語と日本語が話せる小学生を雇いたい企業はない。
真っ当な企業なら、必要なスキルを身に着ける研修費を用意しているし若手に求められているのは、素直で誠実であり最低限の知能である。
面接官は自分の部下やチームとうまく仕事ができる人材を探しているのである。チームとうまくコミュニケーションが取れて、最初からなんかスキル持ってたらラッキーとしか思っていない。
その点、人柄は長年培ってきたその人の最強のスキルだ。半年や一年で取れる資格なんかとは比べ物にならない最強の資格である。資格を取らなかったことをいまさら悔やんでもしょうがない。手持ちの武器で頑張って戦おう。
まぁ、TOEIC730取るだけで就職有利なのが知れ渡ってるんだから、さっさと取れよとは思うが笑
以上、転職エージェントに会う前に心得ておくべき3つの事柄でした。
この記事があなたの役に立てたのであれば幸いである。
次は、面接で見るべきポイントを書いていきたいと思う。
